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レスさんとシンママちゃん【完結】
第8章 レスさんとトイレ
トイレの中は一応男女の区別があり、1基づつ便器がある感じ
汲み取りっぽいけど暗くてわかりません
こんな急斜面に汲取車のノズル届くのかな?
女性用のほうのドアを開けると、中は真っ暗!
なんにも見えません
闇に吸い込まれそう
「こっっわっっ!」
「頼みますから足を踏み外さないで下さいね?」
足元を照らすと和式の便座
大きな穴が開いてるだけのトイレかと思ったら、一応下に落ちる場所にフタが有って、大のときは重みでフタが下がるタイプでした
「まだ綺麗じゃないですか?こんなところの割に?」
「そう?こんなものじゃない?
もう我慢できないわ……、
見ないでね?
音も聞いたらダメよ!」
そんな無茶なと思いましたが、ハイハイと生返事しておきました
アキさんは個室に入ってズボンを下ろします
パンツ丸見え
「ドアを閉めたら絶対ダメよ!
あとライトは私じゃなく前の壁に当てて!」
ボクは言われた通り、身体でドアを支えて、ライトを上の方に向けます
衣擦れの音がします
ていうか、正面の壁にライトを当てたらアキさんがパンツを下ろす姿がシルエットになってしまってます
女性のトイレする姿はやっぱり見てはイケナイ気がするので眼を閉じてます
「聞いたらダメよ!」
「風の音と波の音でそんな音聞こえませんって!」
すると
アキさんが我慢しきれず、トイレをする音が思いっきり聞こえてきました
そりゃそうです
ボクの目の前でしゃがんでるんですから
アキさんはふぅーー!と深いため息
よっぽど我慢していたみたいです
少し長めでしたが、ようやく終わったようです
ボクは目を開けると、アキさんはまだしゃがんだままでした
「終わりましたか?目をつぶってるのでわからないよ?もう大丈夫?」
と声をかけてみます
「ちょっと……待って……少し休憩させて……」
アキさんは何度もため息をして、呼吸を整えています
そんなに我慢しなくてよかったのに

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