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特別棟の獣
第8章 夏休み②

「あっ、んっ…は…ッ、」

「可愛い、顔が蕩けちゃってる」


俺の下で可愛く声を上げる百合を見てるだけで気持ちが高揚する。


「吏生っ、り…おっ……」

「ん、掴まっていいよ」


俺に手を伸ばしてきて、首に抱きついてくる。

前回からこれをするようになったんだけど、どうしたのか聞いたら「頭が真っ白で可笑しくなりそう」って言ってた。

可愛すぎでしょ。

ずっとくっ付いてくれてていいのに。


「百合、動いていい?」

「……ぅ、ん」



あー…




俺、どうしようもなく……





好きだ……。
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