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not erotic love stories
第28章 雨上がり:雨宿り(第三話)薄くなった男
「どうしたの・・・?」
女の存在に気づかないのか、ゆりが不思議そうに聞いた。

「いや・・・。何でもないよ。ほら・・・。きれいだよ」
男は微笑むと彼女の肩を少し強めに抱きしめながら、空を指さした。

公園の緑の向こうにそびえ立つ高層ビル群の上に美しい虹がかかっていた。
長い雨の季節もようやく終わりを告げようとしているかのようだった。

不思議な気持ちが心を包んでいた。
あれは、まぼろしだったのだろうか。

(いや、それでも・・・・)

男はスキンヘッドの自分の頭を触りながら、心の中でそっと呟いた。

(ありがとう。さようなら・・・)

「雨やどり(薄くなった男)」―完―

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