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not erotic love stories
第12章 氷とウィスキー:雨宿り(第一話)待たされている女
待ってみるか、と思った。

そう言えば、何年待たせたのだろう。
女の後ろ姿が目に浮かんでくる。

細い肩がいつも寂しそうに震えていた。
今は自分が寒さに震えている。

今日は何日だろうと、男は思った。
カラリ、と氷が溶けた。
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