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甘い蜜は今日もどこかで
第2章 【曖昧なカンケイ】





仕事の話は一切しないからどんなお仕事の方なのかはデーターでしか知らないけど、黒本さんはお菓子についてるフィギュアだったりミニカーだったり小さな玩具を作っている会社の課長さん…らしい。
とにかく物を作るのが好き過ぎて今までちゃんと女性とデートとか食事すら行ったことがなかったんだって。




35を過ぎてそれではマズイと焦り、一番怖くなくて安心出来るレンタル彼女を利用することに。
それでも最初は本当に女性を前にすると何も話せなくて萎縮してばかりでうまくいかなかったけど、それを見兼ねた吉原さんが私を紹介したんだとか。
私も最初にレンタル彼女になったのは黒本さんだった。




お互い初めて同士だし、相手に合わせなくてもとにかく時間までデートしておいで〜と見送られた私がハイそうですかって納得するわけなくて、始めからそれを見抜かれて煽られたんだろうけど、吉原さんの罠にまんまと引っ掛かった私も適当な仕事なんて出来ない性格だから本気でぶつかっていった。




顔の表情で見抜く力は人知れず優秀だった。
これすると嫌なんだ、恥ずかしいんだ、
これに食いつくんだ、今日一の笑顔出たじゃん、時間なんてあっという間だねって相手にも自分にも思わせる。
なんせ私、スペシャリストだから。
レンカノでも全力勝負よ。
自分への課題なんて持ち帰りたくない。
その場で解決してみせる。




「アキちゃん、お腹すいてない?」




「エヘヘ、音聞こえた?今お腹鳴ったの」




「え、あ、そうなの?じゃ、ぼちぼちお店向かおうか」




“アキ”はレンカノしてる時の名前。
企業へ出向く表舞台の仕事時だけ本名です。
ちなみにレンタル妻の時は“サトミ”だったりする。
使い分けることで自分の中のスイッチが違うんだよ。
決して混乱することはない。
だって私、AI並みのIQだから。
なんてね!




楽しい食事をしてエレガントに振る舞いながら愛おしい視線を向ける。
今この時間だけは彼しか見えない恋人を演じきるの。




食べ方も綺麗だし姿勢も良い。
育ちの良さが全面に出ている黒本さん。
きっともうちょっとだけ女性慣れしたらさぞかしおモテになるのでしょうね。
そのアシストが出来たら最高だよね。








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