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おっかない未亡人
第27章 甘い正月
元旦
槻が朝早く彼氏と初詣に行って
慎吾と二人きりになる

テレビでは駅伝やら新年のご挨拶やら流れていた
休みが合わない上に遠距離の私たちはやっとゆっくりと二人で過ごせていた

「まだオモチ焼く?お雑煮もおかわりあるよ。」

「うーん、俺はまだいいかな。」

二人でこたつに入ってだらーんとしていた

昨日は3人で紅白を見て
お酒を飲んで
この歌手はどうだこうだ
この人は誰だとかたくさん話した


「楽しかったね、昨日。」

慎吾にお茶を入れる

「俺たちも初詣行く?」

「人混み行くのかぁ。あとさっむいよね。」

「そんなこと言ってたらどこも行けないでしょ。」

「せっかくのお正月なんだからイイコトしようよ。」



昼間っからピンク映画を見る

今は男優が女優さんの服を脱がしておっぱいを露にして後ろから突いている

女優さんが気持ち良さそうに喘いでいる

「これやりたい。」

2人でこたつに入って見ている
四隅あるのに2人とも隣同士で一辺に並んで入っている
どちらからともどこうとしなかった
これが自然なのだ

隣にくっついていたい

「やっぱしない。」

「しないんだ。」

「しても良いけど、したら初詣行けないでしょ」

「じゃあお参りしてからすればいい。」

いつでも手を出せるのに出してこない
シンちゃんはいい子いい子

「好きな人でもいるの?」

「いないよ。シンちゃんしてるところ想像して、一人であっははーんなの。」

「じゃあ俺も可能性あるのか。」

会話は際どい
常にギリギリを攻めてる

「何であたしたち昼間っからピンク映画見てるんだい?」

「幸子ちゃんのご希望だよ。俺に希望言ったら兄ちゃん出てこないって言うから」

「出てきてないわ。いつも2人っきりよ。」


タイムスリップしてえちえちだったわ

いっぱい妬いてねシンちゃん
あたしはもっともっと魅力的になるわ


自然とチュウして
彼の頭を胸に抱き抱える体制になる

乳首をれろれろと舐められながら
感じて天井を見ると顔にひらっと紙が落ちてくる

「きゃっ。」

「どした?」

二人でまじまじと見ると
それは婚姻届だった

ちゃんと私たちの字で私たちの名前が書いてある

もっと驚いたのが保証人の欄だ

「兄ちゃん、、。」

夫の字で夫の名前が書いてあった


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