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好きにさせた責任とってよ
第1章 幼馴染み
「えっ!」

引退?どうして、そんな事言うの?

「もう限界に近いって事は、分かってたんだ。」

「そんな……」

すると修ちゃんは、無理に笑顔を作った。

「ありがとうな。葵生の声援。最後に聞けてよかった。」

胸がズキッとした。

修ちゃんを励ましたい。


私は、修ちゃんの手を握った。

「葵生?」

「修ちゃん。私の家に遊びに来て。美味しいモノ、作ってあげるから。」

そう言うと修ちゃんは、笑顔になった。

ああ、私。やっぱり修ちゃんの笑顔が好き。


そう思いながら、修ちゃんを私の家に招いた。

「今、両親とも旅行に行っているんだ。」

「えっ、いつ帰ってくるの。」

「明日だよ。」
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