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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第11章 故郷(呪われた王宮)
「ええっ・・そ、そんな・・・?」
城から離れた樹海の片隅で、二人は身体を寄せ合っていた。

ディオンが持ってきた食料を少しだけ食べた後、大きな木の躯の中で眠る事にしたのだ。
寝物語にポツリポツリと繰り出すルナの話に、ディオンはさすがに自分の耳を疑った。
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