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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第12章 水晶(呪われた王宮)
これはアズートの強い魔力と、ルナから出される妖力による。
まだ水晶玉に映るという事は、そう遠くには行っていない筈である。

二人の今の会話から、おおよその事は想像出来た。
さっそく、明日にでも捜索隊を派遣せねばと思うのであった。

しかし、アズートには絶対の自信があった。
自分の魔力に勝てる者はこの世にいない。
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