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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第13章 捜索隊(呪われた王宮)
キョトンとした顔したルナを置いて、ディオンは駆け出していった。
ハッと我に帰ったルナは、消えていく男の背中に声をあげた。

「は、早く帰ってきてねー、ディオンー」
そしてディオンの言葉を噛締めるように、小さな両手で自分の身体を抱きしめて言った。

「好きよ、ディオン・・・」
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