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第18章 目覚め（呪われた王宮）

月明かりが二人を照らしていた。
大人に成長した二人の愛の口づけであった。

「ん・・ふ・・・ぅ・・・」

それは今までの幼いキスの味とは明らかに違っていた。
ネットリと絡みつくような感情が伝わってくる。

ルナの細い腕は若者の首に巻き付き、シッカリと抱き寄せている。
幾多の苦難を乗り越えた二人の愛は今、結び付こうとしていた。