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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第20章 街(呪われた王宮)
「もう、限界です。
民衆は再び蜂起します。

私もそれに加わるくもりです。
どうせ生きていたところで、苦しむだけですから・・・。

姫様はお逃げ下さい。
あの男には誰も敵わないでしょう。
今、貴方の存在が知れると、何をされるか解りません」

振り絞るようなキエフの声であった。
ルナはその太い腕を取ると、リンとした表情で言い放った。

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