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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第3章 過ぎ越しの祭り(呪われた王宮)
城の庭園の中とはいえ、迷路の背の高い刈り込みは二人きりでいる事を意識させる。
こうして話していると、益々顔が火照って赤くなってしまうのだ。

ディオンに、その顔を見られるのはイヤであった。
だが年は上でも純情なディオンは、幼い計略にマンマとハマッテしまうのだった。

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