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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第22章 地獄の風景(呪われた王宮)
心の中は真っ白であった。
遂昨日、愛を交わしたばかりの愛おしい男が実の母と抱き合っている。

ディオンの舌が、母の白いうなじを辿って降りていく。
自分を愛してくれた唇である。

「おおお・・ディオン・・・」
生々しいまでの現実がルナを襲う。

母の手はディオンの顔を導き、自ら開いた胸元に押付けていく。
豊満なバストが姿を現した時に、ディオンの瞳は喜びに輝いた。
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