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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第3章 過ぎ越しの祭り(呪われた王宮)
幼い頃から、この金色の光を見つめていると何も逆らえなくなってしまうのだ。
不思議な力であった。

「私の事・・好き・・・?」

ルナの手を通して得体の知れない気持ちが、ディオンの身体を包んでいく。
十五の成人式を迎えてから、ルナの力は更に強くなった気がする。

「ああ・・好き・・だよ・・・」
「じゃあ、キス・・して・・・」
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