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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第3章 過ぎ越しの祭り(呪われた王宮)
(ああ・・僕も、僕も大好きだ・・ルナ)
(好き・・私のディオン・・・)

心が絡みついていく。
言葉を出さなくても、互いの気持ちが手に取るように理解できた。

愛の囁きが静かな庭園の中で繰り広げられている。
鳥の声以外、音は聞こえないのだが。

初めての口づけは、短い間であったのに深い愛の刻印を二人の心に刻んでいった。
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