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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第40章 呪いの残像(アズート)
「あうっ・・・・はぁっ・・・」

食いしばった歯の隙間から、ルナの声が漏れていく。
隆起した塊が男を誘う。

「おおお・・・すげぇ柔らかい肌だ」
ルナの指は、草を強く掴んでいる。

「いやぁ、やめてぇ・・・ディオン・・・。助けてぇ・・・ディオンー」
懸命に声を出すのだが、男の野蛮な愛撫に次第にかき消されていくのだった。

(ど、どうして・・こんな・・・?)

どす黒い何かが膨らんでいく。
ルナの瞳が徐々に光っていく。
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