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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第40章 呪いの残像(アズート)
「んっ・・・んふっ・・・・あはぁっ」
引きつっていた表情は痺れたように弱まり、長い睫毛が半分程金色の瞳を覆っていた。

ルナの抵抗が徐々に無くなっていく。
男は、そのか細い両手を放した。

真っ白な肌にクッキリと男の手の跡が赤く残っている。

しかしルナの指は自由になった事にも気づかず、草をちぎらんばかりに握り続けていた。
男の愛撫に耐えながら。

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