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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第5章 噂(呪われた王宮)
「ルナ・・・」
「ハ、ハイ・・・」

自分と同じ金色の瞳に見つめられて、ルナは思わず声を上ずらせた。

「有難う、ここはもういいわ・・・。お父様の事は私がみますから、遊びに行ってらっしゃい」
「ハイ、お母様。お父様もお大事に」

そして、父の部屋を後にした。
まだ胸がときめいている。
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