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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第94章 蘇る悪夢3(アズート)
「そんな筈はないだろう・・・?」

(そっ・・・そんなぁ・・・)
アズートの言葉に、泣きそうな表情を向けるルナだった。

愛するディオンの身体でさえ、正視した事はなかったのだ。
まして司教のものを。

「あっ・・・」
ルナは思い出した。

そう、何度も見ていたのだ。
あの不思議な夢の中で。
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