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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第99章 母とディオン(アズート)
振り向くとディオンがいた。

「ディ・・・・オン・・・」
「そうだ・・・ルナの恋人だ・・・」

熱い場所に指を這わせている。

「お前の娘が見ているぞ・・・」
「いやっ・・・ああっ・・・ダメェ・・・」

懇願する視線が、ルナに向かう。

「ああんっ・・・・あっあっー・・・」
しかし、駆け上る刺激に反応してしまう。

身体を支えている両腕が震えている。
ひざまづいた両足にはディオンの腕が絡み、開かれた泉に顔をうずめていた。
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