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溺愛契約
第3章 誕生日のプレゼント
「いや、あの……」

「香美さんがいいって言うまで、抱かないって約束したのに。」

「違うの!」

「えっ……」

私は恥ずかしくなって、顔を手で覆った。

「……ベッドで抱いて欲しいの。」

かぁーっと顔が赤くなる。

「ごめん。盛り上がっている時に。」

突然、伸樹君が立ち上がった。

「伸樹君?」

「ベッドに、行きましょう。」

私の手を引いて、伸樹君が寝室のベッドに、私を連れて行く。


そして、私の頬に手を当てた。

「本当に、いいんですか?」

「うん。」

伸樹君に抱かれたい。その気持ちを、今は大切にしたい。

私は、服を脱いで下着一枚になった。

「誕生日プレゼント。受け取ってくれる?」
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