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第1章 いきなりの誘惑

三宅くんは大きなリュックを背負い、両手にボストンバッグを持っています。

「重いですから、自分で運びます」
三宅くんが言いました。

「大丈夫よ。　下宿の大家って力仕事も多いから、力には自信があるの」
私はボストンバッグのひとつを、三宅くんから奪い取るようにして持ちます。

確かにずっすりと重いです。
何が入ってるのでしょうか？

こんな大きな荷物を持って印蘭荘まで来るなんて、三宅くんは華奢に見えても、やっぱり男性です。

私は左手でボストンバッグを持って、右手で手すりに捉まり、階段を昇ります。
三宅くんも靴を脱いで、残りの荷物を持って、私の後ろに続きます。

急な階段ですから、ミニスカートの中のショーツが三宅くんから見えているはずです。
三宅くんは興奮してくれているでしょうか？