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中イキするまで犯され地獄に堕ちていく
第7章 【逆らえなくて僕はイジメる相手に家族を売った…】
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これも噂で聞いていた。
薬を使って眠らせて女のコに悪戯してるって。
まさか自分がやらされるなんて。
断りきれず持って帰って来てしまった。
「あ、お兄ちゃんお帰りー」
いつものようにリビングでオヤツを食べながら宿題してる妹が声を掛けてくれる。
中学2年生で家族で一番活発なタイプ、母親似で目のクリッとした可愛い系だ。
「ケイタ、充電器貸して」
大学から帰ってきていたお姉ちゃんが僕を見るなりそう言ってくる。
この家系は女子は可愛くて、男子は不細工だ。
父親が不細工だから仕方ない。
僕はそのまま血を受け継いだ。
出来れば僕も母親似で生まれたかったよ。
母はパートに出ていて帰ってくるのはいつも7時過ぎ。
父は単身赴任であまり家には居ない。
女子同士でキャッキャキャッキャ言ってさ、男の僕はいつも蚊帳の外、学校でも家でも僕の居場所なんてない。
父も帰って来てもいつも居心地悪そうにしてる。
こんな見た目の僕だから、兄や弟って紹介するのも嫌なんだろうな。
「え、お兄ちゃん、その傷どうしたの!?」
しまった、見られた。
洗面所で血を洗い流していた肘の擦り傷。
咄嗟に「転んだ」って誤魔化したら
「どんくさ」って小馬鹿にした笑い。
そうだよな、お兄ちゃんの威厳まるでナシなんだ。
ムカつく時もあるよ。
妹にバカにされるってプライドめちゃくちゃ傷付けられる。
「あんた本当、邪魔」ってお姉ちゃんも言い方がキツい時がある。
学校でもイジメられててさ、家の中でも馬鹿にされてたんじゃもう立ち直れないよ。
いつか仕返ししてやる……そう思ってた時もあるんだ。
僕を馬鹿にしたこと、心底後悔させてやるって………
でもそれは、今じゃない。
アイツらに言われたことを素直にするわけにはいかないよ。
いくらムカつく姉妹だからって、こんなことは間違ってる。
「土曜日、何か用事ある?」
違う、そんなこと聞きたいんじゃない。
「土曜?うーん、講義もないし友達と遊ぶかな」
「うちは図書館行く予定〜って何で?」
「あ……うん、友達来るかもだから一応居るのか居ないのか確認…みたいな」
「え、お兄ちゃんが友達連れてくるって珍しいじゃん!」
「うん、ちょっとな…」
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