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花の香りに酔う如く
第2章 月下美人の夜②〜律
法学部で結果を出してから、
寺に入ると決めていた僕は、
在学中の4年の時に司法試験には合格した。

司法修習生をしてから、
約束通り本山に修行に入り、
その後、寺に戻っていた。


友人は、勿体無いと言うヤツも居たし、
恩師も大学院への進学を勧めてくれていたが、
寺を継ぐ為に養子になった自分には、
好きなことをする自由がないことを良く理解していた。


養父の水野住職も、
まだまだ現役ではあったけど、
着実に歳は取っていた。

女手がない家で、
他人を入れたがらない性格だったので、
昼間、手伝いに来てくれるオバサンは居たけど、
基本的に自分が家事をしていた。


実家で母がやっていることを手伝っていることも多かったから、
それは大した苦にはならなかった。





母さんから、
無事に沙羅ちゃんは僕の母校に、
しかも同じ法学部志望だということを聞いた。

空は札幌の大学に合格したと聞いて、
僕は自分らしくない大胆なことを水野住職と両親に口にした。


そして、
その話はとても「良い話じゃないか」と言われて、
すぐに実行に向けて動き出すことになった。
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