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花の香りに酔う如く
第10章 イランイランの誘惑②〜律
沙羅ちゃんの20歳の誕生日に、
「抱いて欲しい」と言われた時は、
我ながら良く耐えたと思った。


もう少しで、
欲望に身を任せるトコだったけど、
理性を振り絞ってなんとかやり過ごせた。


あと2年と4ヶ月。

何度も言い聞かせていた。



成人式の沙羅ちゃんは、
本当に初々しくて可愛かった。

その後、後期試験が終わって、
結構本格的に司法試験の勉強にも取り組んでいたから、
リビングで一緒に勉強するのを見てたりする時間が増えていった。



ヴァレンタインデーのチョコレートは、
とても可愛いものを、
多分、百貨店とかで並んで買って来てくれていた。


住職にも買っていて、
そちらもなかなか美味しそうだった。


コーヒーを淹れてくれて、
3人でそれを食べながら、

「本当は、
自分が食べたいモノを選んだんです」という沙羅ちゃんが可愛くて、
住職と2人でチョコレートを沙羅ちゃんに勧めると、

「ダメです。
太っちゃうから」と言って、
食べようとしない。


「女の子は、
ふっくらしてる方が可愛いよ?」と住職に言われて、
美味しそうな顔でチョコレートを頬張る沙羅ちゃんがとても可愛くて、
もっと食べさせたくなるほどだった。



ホワイトデーには、
沙羅ちゃんがくれたチョコレートの店で、
入れ物がとびっきり可愛いパッケージのチョコレートを選んだ。

それと、薔薇のアレンジメント。


住職はクッキーみたいなものと、
やっぱり薔薇の花束を用意していたので、
夕食の後、お茶をしてから、
花瓶とカゴ花を僕が部屋まで運んであげた。


部屋の中まで入るのは久し振りな気がした。


「何処に置く?」と訊きながら、
部屋の中を見回すと、
フワリと妖艶な香りがした気がして、
突然のことに、
ムスコがいきなり元気になってしまった。
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