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彼女はただ満たされたい
第1章 元カノは今日も中に招く
 インターホンを押すとすぐにゆりが出迎えてくれる。腕を引っ張られて中に入れば、頭を引き寄せられて唇を奪われる。
 付き合っている男とはほとんどこういうことをしないらしい。だから、一週間分の性欲をゆりは俺にぶつけてくる。付き合っていた頃は週に二回はしていたし、毎回満足した様子に見えていた。こんな風に会ってすぐ求められることはほとんどなかったのだが、今は毎週ほぼこうだった。
 唇を入念に舐められ少しでも口を開けば、そこからにゅるりと舌が侵入してくる。
 最初のキスだけ俺は抵抗を試みる。こんな関係は辞めよう。今週はゆりの家に行かない。そんな達成できなかった思いの最後にくるのが受け入れたりしないぞという最後の抵抗だった。
 しかし、身体はいうことを聞かない。入ってきた舌に俺の舌は絡みつきにいってしまうし、下半身はうずく。固めたはずの意思はすぐに溶けさり、早くも俺はゆりを受け入れ、俺自身が抱えている性欲をゆりにぶつけ出す。
 玄関で思う存分舌を絡ませ互いの身体を撫で合う。
 俺のペニスは下着の中で力強く勃起し、我慢できずにゆりの腰を引き寄せては服越しに擦りつけてしまう。
 口を離しゆりを見つめれば、目は潤み頬は上気し、口から熱い吐息を吐いている。俺も荒い息を吐きながら、完全に出来上がてしまったとわずかに後悔する。
 ゆりは無言で玄関からベッドに移動して俺を手招きした。
 俺が来るとわかっていても、ゆりは男の私物をしまったりはしてくれない。その私物を見て、俺がどんなに萎えるかを知っているはずなのに。
「ねぇ、きて」
 甘い声を出すゆりの元へ不自然なくらいゆったりした動きで移動する。
 回れ右をして家を出たいと思うのに、ゆりの声を振り払えずにベッドに腰を下ろす。先程まで盛り上がっていた気持ちは冷めきってしまっていた。
 俺の前にきて、ゆりは服を脱がしにかかった。もはや抵抗はしないが、進んで脱いだりもしない。それでもゆりは気にせず俺を全裸にすると、自分の服も手早く脱いでいく。
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