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堕つッ!(おつ)
第2章 憑く〜つく〜
この部屋の前の住人ってどんな方だったんでしょうか?
奥さんは顔を歪めてはたまに震えていた。
さぁ…僕も最近越してきたばかりなものですから。
そう…ですか…。
何だか物音はするし、電話は鳴りっぱなしの時もあるし…
誰かに見られているような気配はするし…
怖くて…怖くて…
あの…ご主人は何と?
それが…主人がいる時は全く起こらなくて。
ぴたっと止まってしまうんです。
だから主人にも信じてもらえず。
この前から妹がたまに来てくれてます。
妹さん、今日は?
はい。来るとは言ってましだけど…
まだなんですか?
あの…よろしければ妹さんがいらっしゃるまで、うちで待っていたら
どうですか?
何もお構いも出来ませんけど…
しかし…。奥さんは遠慮がちに後ろに引き下がる。
《まあ仕方ないか。隣人とはいえ見知らぬ男の部屋に人妻が入るなと抵抗があるだろうなぁ》
それならこうしましょうよ。
奥さんも見知らぬ男の部屋になんて怖くて入りづらいだろうし
妹さんに今連絡を取って、部屋にいたら怖いから隣の部屋にお邪魔しているって伝えてみたらどうですか?
僕が電話に出て事情を説明しますから。
妹さんには、僕の事は奥さんの友達の弟とかってもらえればいいので。
は…はい。分かりました。
妹さんは仕事が終わり次第、こっちに向かうそうだ。
失礼します…奥さんは玄関に入るとしゃがむとサンダルの向きを綺麗に揃えた。
前屈みになる胸元からは乳房が見え隠れしており、ブラはしていなかった。
《おお!デカい。ああダメだなぁ。こんな事を考えたら》
どうぞ、ご遠慮なく。散らかってますけど…
奥さんはよそよそしく静かに奥へと入っていく。
男は女の後ろ姿からデカめの尻を眺めていた。
プリップリッ…尻がユサユサと揺れ動きいやらしい。
こんな事言っては何ですけど…
何です?遠慮なさらずに。
あのぉ…来て早々にすみませんが、妹が来るまで少し横になってもよろしいでしょうか?
ここのところ寝不足であまり寝付けなくて。
ああ、無理もありません。お宅があんな状態では寝れませんよね。
奥さんは、ここのところ全く寝れてない様子だった。
じゃあそこのソファーでも使ってください。
布団は男臭いし、他人の布団なんて嫌でしょうから。
すみません。ご迷惑おかけして。
奥さんは横になると5分も経たないうちに寝てしまった。
先程、出したココアを少しだけ飲んだら
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