この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
義娘のつぼみ〜背徳の誘い〜
第3章 性教育
        1

 一週間が経った。

 再び訪れた週末の夜、親子は食卓を囲んでいた。

 食事を終えた三人は、冷たいウーロン茶を飲みながら、テレビから流れるバラエティ番組をBGMに、他愛のないおしゃべりを楽しんでいた。

「ところで茉由、赤ちゃんってどうやって作るのか知ってる?」

 話題が途切れたタイミングで、理恵は娘に唐突な質問を投げかけた。

「えっ? いきなりなに?」

 茉由は赤面し、困惑の表情を見せる。

「どうなの?」

 母親はためらうことなく続ける。

「――知ってるよ。保健体育で習ったもん。あと、雑誌とかにも載ってるし」

 たまに購入しているティーン向けの雑誌が、定期的にその手の記事を載せているとのことだ。

「でも、具体的なことは分からないでしょ? ねえあなた」

 理恵は武司に話を振るが、

「さあ、どうだろうね。茉由は分かるかな」

 と口ごもりながら茉由に訊く武司。

「ええと、だから男の人と女の人がその、エッチなことをして……」

 茉由はたどたどしく、慎重に言葉を選びながら答える。

「その、エッチなことってどんなこと?」

 両手で頬杖をつきながら、理恵はさらに問い詰める。

「ええと、ええと――」

 俯いて言葉に詰まる茉由。すると

「ほら、説明できないでしょ? でもね、ママは意地悪してるわけでも、茉由を困らせてるわけじゃないのよ?」

 理恵はたしなめるように、娘を諭す。

「こういうことについて、茉由にはきちんと正しい知識を持って欲しいの」

「……うん」

 叱られているのではないと知ると、茉由は顔を上げ、母親の言葉に聞き入った。

「だから、今夜これからママとパパがそのエッチなことをして、茉由に見せて教えてあげる」

「ええっ!」

 驚きの表情を見せる茉由。当然の反応である。

「で、でも……」

 茉由は助けを求めるかのように、武司を見る。

「あ、あのね茉由、イヤだったら断ってもいいんだよ?」

 理恵とは違い、あまり乗り気ではない武司は、彼女が断ることを期待してそう言った。

「ええと……」

 しばらく考え込んだ茉由は、心を決めたように、

「わたし見たい。エッチのこと、もっとよく知りたい」

 二人に向かってきっぱりと答えた。

「分かったわ。――それじゃあ、今夜十時ぐらいにしましょうか」
/61ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ