この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
義娘のつぼみ〜背徳の誘い〜
第3章 性教育
        2

 茉由はバスルームで身体を洗っていた。

 この後しばらくしたら、彼女は両親の寝室で二人のセックスを見学する。大人の男と女が子供を作るための行為を、目の当たりにするのだ。

 もちろん理屈では知っていた。だが、学校で教わったのは図やイラストばかりで、実感に乏しいのも事実だった。雑誌の記事も同様だ。

 両親の、見てはいけない部分を目にする後ろめたさは確かにある。だが、それ以上に、今の茉由にとっては性への関心の方が遥かに上回っていた。

 学校ではクラスメイトも含め、相当数の女子がすでに初体験を済ませているという。中でも早い子は、小学校の中・高学年のころに処女を捨てたそうだ。相手はかなり年上の高校生や大学生だったり、あるいは同じ中学校の男子だったり、中には教師と関係を持っている女子もいると、噂を耳にしていた。

 また、SNSを利用して、金銭目的の援助交際で見知らぬ相手とセックスをするのも、茉由たちの世代ではもはや当たり前のことだった。何度か茉由も誘われたことはあったが、その時は勇気がなくて断った。いや、勇気がなかったわけではない。初めてセックスする相手、処女を捧げる相手は、どこの誰でもいいとは思えなかったのである。

 自分がこれからその行為をするわけでもないというのに、茉由は普段以上に念入りに身体を洗った。夫婦に混ざって自分もエッチな経験が出来るのではないか、心の何処かでそんな期待があったのかもしれない。武司になら、血の繋がらない父親の彼になら、処女(ヴァージン)をあげてもいいと、彼女は思っていた。

(――まさか)

 直後、茉由は自分の考えを否定する。

(そんなことしたら、ママを悲しませちゃう)

 彼女は温めのシャワーを浴びて、頭と火照った身体を冷ました。

 バスルームを出て身体を拭き、用意された下着とパジャマ代わりのTシャツ・短パンを身に着ける。ドライヤーで長い髪を乾かし、ヘアゴムで束ねた。

 時間は間もなく午後十時を指そうとしていた。すでに入浴を済ませた両親は、今ごろ寝室で自分のことを待っているだろう。茉由は次第に胸の鼓動が高鳴るのを覚えていた。
/61ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ