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義娘のつぼみ〜背徳の誘い〜
第3章 性教育
5
翌朝、休日なのに普段と同じ時間に目が覚めた茉由は、手早く身支度をすると、リビングへ向かった。
食卓では、理恵が慌ただしく朝食の用意をする横で、武司がトーストにかじり付いていた。
「おはよう、茉由」
エプロン姿の母親が声を掛ける。夕べ寝室で見た、全裸の淫らな彼女からは想像できない姿だった。
「おはよう」
続けて武司が、モグモグとトーストを頬張った口で言う。
「おはよう、ママ、パパ」
茉由が答えると、武司は「え?」と、間の抜けた声を漏らした。
「い、今、パパって言ってくれたの?」
彼は目を丸くして訊き返す。
茉由は武司の隣の席に着くと、
「……まだちょっとヘンな感じがするけど、これからは家でもパパって呼びたい」
彼女は頬を赤らめながら答えた。正直、まだ自分でも違和感は否めなかったが。
「あら、茉由ったらどういう心境の変化かしら。よかったわね、パパ?」
理恵がからかうように、武司の顔を覗き込む。
「うん、嬉しいよ茉由」
昨晩は正直、あまり乗り気ではなかった武司だが、夫婦ふたりが全てをさらけ出して彼女に接したのは、あながち間違いではなかったのだろう。彼は幸せを噛み締めていた。
「さあ、茉由も朝ごはん食べちゃいなさい」
理恵は娘のトースト・サラダ・ベーコンエッグの載った皿を、次々と食卓へ運んだ。
「茉由、今日はなにして過ごそうか? それともひとりで遊びに行く?」
武司が娘に尋ねると、
「ううん。わたし、パパとお散歩に行きたい」
トーストにパクつきながら、彼女はすぐさま答えた。
「フフフ、茉由ったら、すっかりお父さんっ子になったわね」
父娘を見守りながら、キッチンカウンターで朝食を摂る理恵が呟いた。
レースのカーテン越しに、窓の外から明るく優しい陽の光が差し込んでいる。
今は六月の初旬、じきに梅雨に入り、雨続きの日々がやってくるだろう。
だが、今日は一日よく晴れた、素敵な休日になりそうだ。
翌朝、休日なのに普段と同じ時間に目が覚めた茉由は、手早く身支度をすると、リビングへ向かった。
食卓では、理恵が慌ただしく朝食の用意をする横で、武司がトーストにかじり付いていた。
「おはよう、茉由」
エプロン姿の母親が声を掛ける。夕べ寝室で見た、全裸の淫らな彼女からは想像できない姿だった。
「おはよう」
続けて武司が、モグモグとトーストを頬張った口で言う。
「おはよう、ママ、パパ」
茉由が答えると、武司は「え?」と、間の抜けた声を漏らした。
「い、今、パパって言ってくれたの?」
彼は目を丸くして訊き返す。
茉由は武司の隣の席に着くと、
「……まだちょっとヘンな感じがするけど、これからは家でもパパって呼びたい」
彼女は頬を赤らめながら答えた。正直、まだ自分でも違和感は否めなかったが。
「あら、茉由ったらどういう心境の変化かしら。よかったわね、パパ?」
理恵がからかうように、武司の顔を覗き込む。
「うん、嬉しいよ茉由」
昨晩は正直、あまり乗り気ではなかった武司だが、夫婦ふたりが全てをさらけ出して彼女に接したのは、あながち間違いではなかったのだろう。彼は幸せを噛み締めていた。
「さあ、茉由も朝ごはん食べちゃいなさい」
理恵は娘のトースト・サラダ・ベーコンエッグの載った皿を、次々と食卓へ運んだ。
「茉由、今日はなにして過ごそうか? それともひとりで遊びに行く?」
武司が娘に尋ねると、
「ううん。わたし、パパとお散歩に行きたい」
トーストにパクつきながら、彼女はすぐさま答えた。
「フフフ、茉由ったら、すっかりお父さんっ子になったわね」
父娘を見守りながら、キッチンカウンターで朝食を摂る理恵が呟いた。
レースのカーテン越しに、窓の外から明るく優しい陽の光が差し込んでいる。
今は六月の初旬、じきに梅雨に入り、雨続きの日々がやってくるだろう。
だが、今日は一日よく晴れた、素敵な休日になりそうだ。