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寝取られ妻
第5章 寝取られた愛妻
久美子は何度も後ろを振り返りながら走った。

確かにあのボロアパートでは隣の声が聞えても不思議はなかった。

あまりにも迂闊だった。

恥ずかしさで顔から火が出る思いだった。






その夜。

何かを察したのか、祐介が久美子を求めてきた。

「どうしたのよ・・急に・・」

久美子は祐介の突然の求めに戸惑いながらも拒みはしなかった。

胸を揉まれ、お尻を撫でられ、キス後に祐介が押し入ってきた。

そしてほんの数分後、祐介は自失したのだった。

「ごめん・・何故か、今日は久美子を抱きたくなっちゃって・・」

祐介が謝ってきた。

「大丈夫・・!祐ちゃんは私の旦那さんだもん!」

久美子は笑顔でそう言って祐介の頬にキスをした。

「ありがとう!久美子は僕だけの宝物だ!一生離さないよ!」

祐介はそう言って久美子を抱き締めてきた。

『久美子は僕だけの宝物だ!』

祐介の熱い思いを耳にした久美子は複雑な心境だった。

(祐ちゃん、ごめん・・。私は悪い女よ・・)

久美子は隣で高鼾をかいている祐介に心から詫びるのだった。

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