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神戸国際投資顧問会社秘話~”オフィスメイド”というご奉仕の形
第4章 オフィスメイド 二宮 由紀

 西島は、「気に障ったりはしないよ。女性とのことだけじゃないんだ。今まで、会社や家庭でモヤモヤしても、気晴らしになる趣味もなかった。由紀さんのお陰で、むしろ、世間知らずを思い知らされてね。これからは、思い切って、自分の世界を広げないといけないな。」 と言って、由紀の肩を抱き寄せた。

 バスタオルを剥ぎ取られた由紀は、西島にきつく抱きしめられ、激しく突かれ続けて、この夜3回目の射精を受け入れた。西島は、余韻を楽しむように、仰向けに寝たまま脱力した手脚を広げた由紀に添い寝し、その胸を優しく撫でていたが、やがて、 「今日は有り難う。」 と短く言って、起き上がり、ソファーベッドに座り直した。

 そして、由紀の目を見詰めながら、 「初めてのことで不安にも思ったけど、由紀さんの自然な振る舞いに感じ入ったよ。皆さんがこのオフィスメイドというものを、長年、大事にしてきた訳が分かりかけた気がする。とにかく寛げたよ。」 と言って、微笑みかけた。由紀は、無言で唇を寄せ、やがて恥じらうように両手で西島の胸を押して、体を離した。それから、キャビネットから取り出した下着やクリーニング済みの制服を手早く着ると、洗面室で西島の身繕いを手伝い、一緒に部屋を出た。

 玄関では、由紀が大きく手を上げると、駐車スペースで待機していた黒塗りのアルファードが静かに車寄せに滑り込んだ。由紀は、西島の車が見えなくなるまで、深くお辞儀をしたまま見送った。 
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