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夢見る夢子
第8章 失われた能力

退院して日常の生活に戻った夢子は
退屈な日々を過ごしていた。

しかしながら、バージンとバイバイしてからは
夜毎、体が疼いてしまうのには困った。


今夜もまた
夢子のオナニータイムが始まろうとしていた。

ショーツの中にお気に入りのローターを入れて
クリトリスに当たる場所に押さえつけて、
静かにスイッチを入れた。


ブッ…ブッ…ブーっ
いつものリズムに
いやでも夢子は乱れてしまう。

「…ふぁっ…んっ、あ…ぁ…!」

『おねえちゃんって、本当にクリ責めに弱いね。
オモチャで弄られて、もうイッちゃいそうなのか?
俺の指とちんぽよりも
おねえちゃんはオモチャがあれば充分みたいだな』

いつも空想の彼氏として思い描くのは
あの病室で童貞をいただき、
処女を捧げた亜土夢が相手だった。

「…ち、違うっ!
私、こんなオモチャ…好きじゃ…ないもん!
も、もう…あ、ぁ…っ、ひゃぁ…っん…!」

身悶えする夢子をのぞきこむ
亜土夢の顔を思い浮かべる。

夢子を軽蔑するような、
ちょっと不機嫌そうな声が心に響く。
まだ変声期を終えていない幼い声…

『オモチャで苛められるのは初めて?
…そのわりには感度よすぎないか』

「…いゃん」

夢子はローターのスイッチをオフにした。

夢子のショーツの中でを刺激していた振動が
突然やみ、室内に静寂がひろがる。

「バカバカしい…」

素に戻った夢子は開いていた脚を閉じた。

亜土夢を思い描いていたとはいえ、
自分が大股開きで、
すごくエッチなポーズをとっていたことに、
今さら恥ずかしくなる。

静寂が続いた後、
再び亜土夢の声が心に響いた。

言うのを我慢していたけれど、
やっぱり言わずにはいられなかったっていう
そんな雰囲気。

『おねえちゃん、「オモチャは初めて」って
言いながら、あんなによがりまくるなんて…。
本当は一人で使ってるか、
…じゃなかったら、もう他の男とのプレイで
使ったことがあるんじゃないかって思えてきてさ』

「…えっ?」

あらぬ疑いをかけられた夢子は、
一生懸命、亜土夢の声に否定した。

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