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ふぞろいのザクロたち
第8章 裏取り引き

数日後、京塚広と恵美里は
指示されたラブホの一室にいた。

二人に遅れること10分
緑川を含む、三人の男が部屋に入ってきた。

「か、監督!?」

一人のスキンヘッドの男は初対面だが
もう一人の男は紛れもなく
エミリーを抱こうとした広を
叱責した例の監督だった

「奇遇だねえ
こんな形で君に再会するとはねえ」

AV業界も尻すぼみでねえ、
こんな裏稼業でもしないと食っていけないのさ

そう言ってAV監督の笹岡は豪快に笑った。

「でも、こうやってまた君と
仕事が出来るってのは
君もやはり同じ穴の狢(むじな)だったという事か」

そう言って笹岡は、
さほど親しくもないのに
京塚の肩を痛いほどバンバンと叩いた。

スキンヘッドの男は憮然としていた。
広が加わったことで
儲けが薄くなるのを嫌っていた。

「そう膨れっ面をするなよ
この男はな、女をそりゃあ綺麗に撮るんだぜ
画像が良くなれば儲けも跳ね上がるってもんだ」

笹岡はそう言って広を紹介して
やる気の無さそうなスキンヘッドの尻を叩いて
照明のセッティングを急がせた。

「あんたが今回の女優さんかい?」

緑川は恵美里をジロジロ見ながら
「あれっ?前にどこかで会ったっけ」と
首を捻った。

「お前、あっちこっちで
声をかけてスカウトしてるから
どこかで声をかけたのかもしれんなあ」

そう言って笹岡は緑川を茶化した。


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