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濡花 ~義理の父親に堕とされていく若妻~
第27章 もう一人の義娘
玄関の見慣れない靴とキャリーバックに来客だと思いながら居間に入るなりその顔に驚いた。
卓司にはそれが花怜の妹の涼華だとすぐに解った。
花怜とは別の意味で印象的な娘だと結婚式の時に記憶していた。

「もしかして花怜さんの妹さんかい?…こりゃ驚いた…」

「お帰りなさい、お父さん…そうなのよ…花怜さんを訪ねて来たらしいんどけど…すれ違いになっちゃって…」

良子が説明する間に涼華は座布団から位置をずらして頭を下げた。

「ご無沙汰しております、お義父さん…。すみません、突然お邪魔してしまいまして…姉の顔を見ようかと思っていたんですが…すぐにお暇させていただきます……」

畳に指をついて挨拶する涼華は以前と印象が違っていた。

【結婚式の時は大学生だったかな…なるほど社会人になったというわけか…】

タイトなスーツ姿、ジャケットから溢れ落ちそうな胸の膨らみと肉付きのいい太腿を見て大人になったんだと丁寧な挨拶にも感心した。

「せっかく来てくれたのにね…大きな荷物があったけど泊まる予定にしていたのかい?…」

言いながら、良子と涼華の向かい合う奥の席に腰を下ろした。

「泊まりの出張で近くまで来ていたんです…姉が居ればホテルにでも泊まろうかと思っていたんですけど……あ、いけない…まだ電車で帰れるのかな……」

涼華は慌ててスマホを取り出した。
どこまで帰るのかとの質問に、姉夫婦の住む町だと返事をした。

「帰れないこともないだろうが、乗り継ぎも増えるだろうしかなり遅くなると思うよ…泊まっていった方がいいんじゃないのかな…ホテルを取ってないなら家に泊まったらどうかな…。なぁ、母さん…」

「そうね…若い娘さんが一人だと心配だし、うちでよければ泊まっていって……」

「そんな、ご迷惑おかけできません…大丈夫ですから…お義父さんとお義母さんにもご挨拶できたのでこれで失礼させていただきます……」

【お義母さんって、ほんとに人が良さそう…。お義父さんはこんなにいい人を裏切ってるんですか?……】

はいそうですかと泊まるわけにもいかない。
姉が不在なのは予想外だったが、これは寧ろ義父とは距離を縮めれるチャンスかもしれない。
ありきたりな台詞で申し出を断ってみる。

「母さんの言う通りだよ…。なんかあったら新田のご両親に申し訳が立たないからね……」

卓司もまた涼華に興味を抱いていた。
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