この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
You were born to be mine
第7章 新章 3話
帰り道。


「陵ちん、エエ部屋見つかって良かったな。」

「そうやな。 家主のおばちゃんもエエ人やし。」

「うん。 引っ越しいつにする?」

「ん~、荷物もまとめなアカンしな。」

「サキは学校始まるの春からやし、やっとくよ。」

「咲希だけにやらせる訳にいかんやろ。」

「エエよ、陵ちん仕事あるんやから。」

「引っ越し業者に頼んでもエエんやで。 最近の業者は1から10までやってくれるし。」

「お金勿体ないよ。サキがちょっとずつやっとくから。」

「そうか…」


それから2週間後の週末、オレらは引っ越しした。
下町の雰囲気を残す街。
aikoの歌の題名にもなった駅。


大体の荷ほどきを終えるともう夕飯時になった。


「咲希、今日は外に食べに行こか?」

「そやね。街を探索がてら行こう。」


まずは商店街を探索。
昔ながらの八百屋に、お肉屋、魚屋、喫茶店に百均。
一通り何でもある。


「陵ちん、お肉屋さんのコロッケ美味しそうやったな!? おまけに50円やで!」

「そうやな。後で買って帰ろか。」

「サキ、スーパーとかでしか買い物したことないからめっちゃ新鮮やわ。」

「そうなん? オレはこっちの方が普通やな。」

「陵ちん、ごはんどうする?」

「ん~ごはん屋さん開拓したいとこやけど、こんだけいろいろお店あることやしお惣菜買って帰るか?」

「そうする? ほな、まずはココ見よ。」


咲希は揚げ物やらなんやら並んだ店を覗きこむ。


「らっしゃい! 今日は唐揚げお勧めやでぇ! ほれ、試しに食べてみぃ、若奥さん(^^)」


いかにもナニワ商人なオッチャンが串に刺した唐揚げを差し出す。


(若奥さんやって) (*´ω`*)


咲希が耳元でささやく。


「ご主人、可愛い奥さんで羨ましいな!オッチャンもこんな可愛い嫁さん欲しかったわぁ。」

「ブサイクで悪かったなぁ!? アンタこそウチが結婚してやれへんかったら今頃悲惨やでぇ!」


まさに、秘密のケンミンショーに出てくるようなベタな掛け合い。


「んで? べっぴんの奥さん、何にする?」

「そしたら唐揚げ! あと、ポテトサラダ!」


あ~ぁ、オッチャンの思う壺やん。
まぁエエか、買い物て本来こういうモンやわな。


/93ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ