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羊にご用心!?
第4章 ~お嬢様、朝食の時間です~
「お嬢様の口づけはとても甘いですね」
それはジャムの甘さだとリリムは思った。
だけど、アルの言う通り口づけは甘い感情を沸き上がらせる。
「お嬢様、続きを致しましょ」
「つ、つ、続き!?」
熱くなった身体が勝手に反応する。
リリムは淫らな行為を思い顔を赤く染めてゆく。
「ええ、朝食の続きを……」
「あ……」
────朝食の事だったのね……
間際らしい言い方をしないで、とリリムは思いつつもそんな淫らな事を考えた自分が何も知らなかった時の自分ではないと気づく。