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羊にご用心!?
第3章 ~お嬢様、湯浴みの時間です~
「私……変になっちゃったの?」
ハァハァ、と浅く息を切らしながら、リリムは下肢に残る快感の残滓を味わいながらアルに問う。
「達かれたのですよ」
「行く? ……どこに?」
アルは、クスッと笑い愛おしげにリリムを見る。
笑われた気がする。変なことを言ったのだろうか。初めて味わう感覚に戸惑いながらも、次第に瞼が重くなり眠ってしまいたくなる。
「お嬢様、寝てくださっても構いませんよ? お部屋まで運ばさせて頂きますから」
────これで終わり? アルと大人の関係になったの…………?
リリムは意識が薄れてゆく。
よく、わからなかったけど、ちょっと幸せな気持ちになれた気がする。