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ラブカルチャースクール
第18章 Lesson 出張前夜
パタンッ…。

ドアが閉まり旦那が出て行った背中に、しばらく思い巡らす。

「はぁ……出張前夜に有り得ない…。」

正に出張サービス!…ちょっと違うか…。

予想だにしなかった展開に、動揺してるのか訳が解らなくてなっていた。

それか……罪悪感を掻き消そうとしているのか…。

旦那の出張時に、セイジの事だけ考えられると浮かれてしまったから……これが、私の現実だと突き付けられたのかも…。

思わず辺りをキョロキョロ見回す。

お祖母ちゃん……怒ったかな…。

旦那…本当に変わってきた…正直、怖いくらいだ。

望んだ筈なのに…何かが腑に落ちない…。

私のセイジへの思いとは、また別……旦那自身に何かが起きてる気がした。

「なんだろ……気のせいかな。」

今度、ヤナセに相談してみようかな…ヤナセなら解る様な気がした。

再度、キャリーケースに新しいポケットティッシュを入れ直して閉じる。

「明日早いから…早く寝なきゃ…。」

何気に、旦那が咬わえた下唇をなぞる…あんなキス初めてだし…。

ドキドキしてくる反面、ラブカルで叩き込まれた数々のテクニックに身体が、物足りなさを感じていた。

胸元に、手を当てて

「もっと……舐めて欲しかったな…。」

すっかり、猥褻な身体になっている。

セイジ……沢山…してくれるかな…。

ふと、そんなことが頭を過り…

「はっ!お風呂入ろう!」

パタパタとバスルームに向かう。


これから起きる出来事が…こんな悩みじゃ済まなくなるなんて……


未来とは本当に、予測不可能なんだ…。

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