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ラブカルチャースクール
第3章 LOVE Lesson 1
旦那を送り出し、家の掃除が終わったら、出掛ける支度をする。

服装は、自分なりに派手すぎず、地味すぎずにしてみた。

一応人妻だし…表向きはカルチャースクールだし…。

でも、セイジには少しでも可愛く見せたいな…なんて。

『恋愛御法度』だけど、これは恋愛じゃない…ファン…そう!

私はセイジのファンに、なっちゃったんだ!

だから、ドキドキもワクワクもするわよね!

「痛っ!」

そんな事を考えてたら、ビューラーで瞼を挟んでしまった。

「はぁ~落ち着け自分…。」

両手で顔を挟んで、鏡を見る。

目が大きい訳じゃない…。
鼻がスッキリ高い訳でもない…。
唇がセクシーでもない…。

地味…地味すぎる。

なのにセイジは

『可愛いもん!』

『魅力的…だよ。』

そう言ってくれた…。

「お世辞でも…嬉しいもんだよね…。」

分かってるもの…営業のリップサービスだって。

でも、その一言で私は、シンデレラになった気分なの…。

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