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ラブカルチャースクール
第4章 LOVE Lesson 2
ラウンジに戻ると、ヤナセさんが待っていた。

「琴海様、お疲れ様でした…いかがでしたか、今日のレッスン。」

美しい微笑みだけど、瞳は何かを読み取るかの様に、見透かされそうだ。

「はい!今日も楽しく受けられました!」

元気良く答えた。

「そうですか…それは光栄です。では、次のレッスンのご予約を承りたいと思います。」

ゴクリ…。

緊張する…次は、セイジ以外の人…。

「ナツ、ハヤト、コウセイ、マサキ…次のレッスンに求めたい事とか、ございましたら、適用しそうな者とか選びますが。」

綺麗な指が、素早くキーボードを叩く。

カタカタカタカタ…。

セイジ以外なら、私にはきっと皆同じだわ…。

誰でもいい…ただの場繋ぎだもの。

「じゃあ…次は、一番若い方で…。」

カタカタ!

「23歳…『ナツ』になりますね。」

「はい…。」

「畏まりました。」

キーボードの音を聴きながら、今日のセイジの感触を思い返す…。

早く…また会いたい…。

でも…皆、同じだと思った考えは甘かった。

だって選りすぐりの講師が、揃っているのが『ラブカルチャースクール』。




私は、更に身も心も…翻弄されてイクなんて…思っても無かった。

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