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第3章 弟～嫉妬～

「しかし、暑いな」

季節は６月
雨の合間を縫った貴重な晴れ日だが
じめっとした暑さは余り変わりがない

「まぁなぁ」

「今日、直ちゃんは？」

最近、龍平はうちに来る度に妹を気にする発言をする
俺の幼なじみと言えば妹の幼なじみでもあるから普通と言えば普通なのかもしれないが…

「直に用事でもあったか？」

「いんやー目の保養」

「はぁ！？」

サラリと言う龍平に突っ込まずにはいられなかった