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第3章 弟～嫉妬～

次の日は何事もなく始まった
昨晩の出来事がウソだったようになんでもない我が家

俺が知らなかっただけで
そこには禁忌の愛がウイルスのように渦巻いていた
目に見えないそれも知ってしまえば感じる事は容易だ

不意に目が合っても素知らぬ風に背けられる
妹が何を考えているのか全くわからない

「…あんまり見てるとお姉ちゃんに感ずかれるよ？」

楽しそうな声の響きがこっそりと俺の耳に届いて慌てて下を向く

妹の人を好きになる条件を知る為の条件

『一週間１人エッチしなかったら教えてあげる…出来なかったらお仕置きね？』