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第12章 新校則

一年間で唯一花の制度から解放される夏休みの帰省が終わり、新学期が始まった。



帰省中もずっと大和と一緒で夏休みは毎日楽しかった。


始業式。

私を含めた花の子達が何故か壇上に立たされる。


あれ？クラスの人数と花の人数が合ってない？



｢重要なお知らせです。悲しい事に年々花が卒業時までわが校にいられなくなる事態が増えている。つまり、途中で処女を奪われる事態が増えているとも言えます。そして、花と最後まで出来ないという消化不良による不満により、わが校の成績も下がりつつある。そこで本日よりセックス解禁します。｣


嘘…。

セックスなんて…大和としかしたくないよぉ！


｢ただし、アナルのルールと同様！同室の者だけが許可される｣


よかったぁ…

みんなガヤガヤしている。


｢しかし、今月だけセックスは早い者勝ちだ！先着一人とする…自分のクラスの花を捕まえた者が今月同室となる。まず、花の諸君から逃げてもらう！さぁ逃げなさい！10分後に男子を解放する！｣


そう言われて私はすぐさま必死で逃げた。


初めては大和がいいのに…。