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臨時ヌードモデル ~梨果14歳の一年~
第8章 友也サイドストーリー
毎朝話しかけたけど、彼女はどことなく上の空で常に何か考えている様子だった。
まぁ俺の話のボキャブラリーなんてたかが知れてるけど…。

ただウチの両親の話題には耳を傾ける様子だった。

内容はどうあれ、ただただ彼女と同じ時間を過ごすだけでときめいた。


9月も半ばの日曜日、定期テストを控えているため部活動は休みだった。明日からのテストに備えてヤッツケの勉強に励もうと思ったけど起きたら11:00を回ってた。

部屋のカーテンを開けると父が門から出て行く姿が見えた。

(あぁ、辞書を貸してもらいたかったのに出かけちゃったか。)

階下に降り歯を磨き顔を洗う。洗面台の鏡に映るアホ面の自分は彼女のおっぱいを思い出している。

(グッジョブな鏡さんだぜ。)

少し汚れた鏡をきれいに拭いてやった。

朝昼兼用の食事を済ませて自室でテスト勉強をした。

(やっぱり辞書がないとわかんないや。)

仕方なく父の書斎に辞書を借りに行く。

「辞書、辞書っと…。あれ?」

机の上にスケッチブックが置いてあった。

(そういえば絵画教室に通ってるって言ってたっけ。どれどれお手並み拝見。)

スケッチブックをめくると様々な静物画を中心に風景画、肖像画なんかが描かれていた。

(おー!なかなかうまいじゃん。)

更にページをめくるとヌードの絵がでてきた。

(うわっ!女のヌードも描くんだ!)

妖艶な女性のヌードデッサンがいろんなポーズで何枚もあった。細かい描写も写実的で不器用な俺の親とは思えなかった。

(おっぱいでかー。マン毛ボーボーやん、エロー。)

唾を飲んで興味津々にめくっていくと……最後のページを見て驚愕した。

「…これって…どうみても…。」

…彼女だった。あの彼女が服を全く着けていない全裸の姿で座るスケッチがそこに描かれていた。
胸がズキズキと痛かった。
何とも言えないやり場のない怒りがこみ上げてきた。

スケッチブックを閉じ自室に戻ってベッドに突っ伏した。

涙が出た。だけど泣きながら勃起していた。
うつ伏せのまま勃起をベッドに押し付け服を着たまま射精してしまった。
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