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―不還―
第5章 不還

「い、い、嫌だ…嫌…嫌っ……嫌あぁぁぁ!!」
耳を塞ぐようにして頭を抱えながら、ハンジはその場に崩れ落ちた。
ずっと叫び続けているハンジに、すぐさまモブリットが駆け寄った。
「もういいです、分隊長、下がってください!!」
モブリットを振り切るようにして二人の元に行き、
血まみれの二人を抱き上げた。
「何で…どうして…何でだよ…こんなの嫌だよ…リヴァイ…エレン…」
二人を抱きしめずっと泣き叫びながら、
血まみれのままハンジは二人の側から離れようとはしなかった。
―エレンよ…俺の最後の言葉はお前に届いたか…?
【了】
耳を塞ぐようにして頭を抱えながら、ハンジはその場に崩れ落ちた。
ずっと叫び続けているハンジに、すぐさまモブリットが駆け寄った。
「もういいです、分隊長、下がってください!!」
モブリットを振り切るようにして二人の元に行き、
血まみれの二人を抱き上げた。
「何で…どうして…何でだよ…こんなの嫌だよ…リヴァイ…エレン…」
二人を抱きしめずっと泣き叫びながら、
血まみれのままハンジは二人の側から離れようとはしなかった。
―エレンよ…俺の最後の言葉はお前に届いたか…?
【了】

