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<インランランドで淫乱体験>「私んちは淫乱家族」―続編の2
第35章 メグとお兄ちゃん

精力剤が効いてきたのか、お兄ちゃんの白目は血走り始め、言葉づかいが淫靡にストレートになります。

「インランランドの個室で、ヤッたんだろ? どんな男とヤッたんだよ? お前のことだから、金髪の不良少年に裸にされて、強姦されて首を絞められて殺されるって設定か?」

「なんで私が殺されるんだよ。強姦なんてさせないよ」

「じゃあ、誰とヤッたんだよ。どうせ相手は人形だからって、女を相手にレズったんじゃないだろうなあ?」


さっきまでお兄ちゃんは、興奮もしないしヤル気にもならないって言ってたくせに、私がどんな体験をしたのか、どんな男に抱かれたのか、だんだんと淫乱な眼差しになって追及してくるのですよ。

私が男に犯される姿を想像して、激情して欲情して昂奮して、もうすでに、襲いかかる気で爛々の目つきなのですよ。

そんなお兄ちゃんに、私はわざと声をひそめて言ってやりました。

「スワッピングだよ……」

お兄ちゃんは耳を疑って、目をしばたかせて問い返します。

「スワッピング?」

「そうだよ、スワッピングだよ。おじいちゃんと一緒に個室に入って、夫婦交換したんだよ」


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