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「妄想は真実よりも希成」
第9章 思わぬ出会い
あれから何日経ったのだろう、

“あんじゅ”は大学での課題が多く出てそれをこなすのに時間が無く、
毎日があっという間に過ぎて、とてもライブチャットに来る時間が取れない。
マルコも仕事が急に増えて毎日忙しくしている、
メッセージを書いて送るが、”あんじゅ”は中々読める余裕もないようだ、
そうこうしているうちに1ヶ月以上経ってしまった。

そんなある日マルコは仕事で東京へ行くことになる、
2泊3日の出張であるが、木曜・金曜を仕事にして、翌土曜日、そのまま東京を楽しもうと考えたのである。

行きたかったのは、国立新美術館・・・ちょうどルーブル美術館展が開催されており、
是非見たいと思っていたのでゆっくり一人で絵画の鑑賞をしようと思ったのである。
ホテルは10時のチェックアウトいっぱいの時間までくつろいで、10時半には美術館に入ることが出来た。

かなり前に一度パリにあるルーブル美術館に行ったことがあり当時を思い出しながら時間をかけて鑑賞することにした。

西洋絵画の「愛」の表現を4章に渡り展示されている、
そんな絵画の中でひときわ足を止めて鑑賞する作品があった。
第三章:人間のもとに(誘惑の時代)
フラゴナールの《かんぬき》という作品である、
相思相愛で始まるエロティシズムとも、男性が「かんぬき」をかけるところから一方的な、暴力的な愛でもあり、どちらともとれる表現が、人の愛にまつわる多彩な感情を表しているようで、気が付かぬうちに随分と長く見入ってしまった。

そんな時、ふと右側に同じ様に見入っている人影を感じ、目を向けると・・・

え!?

少しだけ見ただけだが・・・・
凄くよく似てる・・・・???
気を取り直してもう一度顔を向けて見た・・・・・
するとその人物も戸惑うようなそぶりをし、こちらをちらっと・・・・

・・・・しばらく間をおいて
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