この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
幼なじみのフヒト君
第2章 夜のお散歩

その時の常盤夫婦の表情は、今も忘れられない。

それからは、嫌なことがあると“夜のお散歩”と称して私達は夜道を歩く。

もちろん、わたしは両親に言って外に出る。



「外で待ってるね。」

不日人はニッコリすると、部屋の窓を閉めた。

最近、あんまりお散歩無かったのに…

そう不安に思いながら、部屋から出た。


「お待たせ。」

不日人を見つけて、笑顔をつくる。

「行こう」

不日人は当たり前のように手を繋ぎ、歩きだした。

少し行くと公園がある。

街灯に照らされたベンチに座る。

不日人は真っ直ぐ前を見たまま黙っていた。

不安がわたしの中で、蠢く。

「ふひと…」

声が掠れた。

「…抑えきれないんだ。」

ぽつりと呟く。

「え?」

「興味があると、どうしても抑えきれない。」

「うん。」

今さらどうしたというのだろう。

「…気持ち悪い?」

ドキッとするぐらい暗い声。
/46ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ